催眠療法

 

催眠療法とは

 

催眠療法とは、本人が望む適切な社会生活を営むために、催眠という特殊な意識状態に誘導し、その人が持つ信念の統制を緩めたり変化させることで、自己変容をおこすために用いる心理療法のひとつです。

 

催眠療法の前提として、

私たちをとりまく環境に適応していくためには、表面上の「意識(顕在意識)」と深層の「無意識(潜在意識)」が統合、統制していることが必要と考えます。

 

統一された思考や感情、言動、行動をとることができずにいると、自己不一致感が生まれ、その感覚に自分自身も戸惑うことが多くなります。

 

また、それらの不一致は自分以外の周りにも影響を及ぼし、対人関係や仕事など社会への不適応を起こす要因となります。

 

「意識」と「無意識」の統制は社会に適応していくために必要なものですが、精神衛生的にはさらにプラス側に統制されることが必要です。

 

例えば、「人は幸せになるべきである」という意識と無意識が一致したプラスな信念を持っている場合は、社会的にも個人的にも好ましい精神状態を保つことができます。

 

しかし、無意識の中に「私は、幸せになってはいけない」というマイナスな信念を持っている場合は、起こった出来事に対応するときに、自分の思考や感情、言動、行動のいずれかが分離を起しますので、心身のバランスが崩れたり、違和感を感じやすくなります。さらに、意識と無意識どちらとも「私は、幸せになってはいけない」というマイナスな信念に統一されている場合は、感情表現や態度がいじけた様子や斜に構えた様子と受け取られやすく、社会への適応が困難になっていきます。